中小企業支援サイト
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1年前まで日本の製造業は六重苦にさいなまれていたのが嘘みたいである。国内生産比率が高い企業が比率が低い企業より好決算となっている。今朝の日経では「キャノン、国内生産回帰」とあり、空洞化はひとまず息をついた格好である。米国ではシェールガス革命により、国内生産の有利性が高まり、国内製造業回帰が鮮明というが、日本では原発問題により、六重苦の一つに挙げられたエネルギー高価格は実現できていないが、大丈夫だろうか。今朝の日経「経済教室では、デール・ジョルゲンソン・ハーバード大教授が日本の電力料金を「途方もなく高い」と表現している。

日本の中小製造業にとっては、大手製造業の国内回帰かどうなるか重要であり、動静を注視していく必要がある。
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強度が鉄の4倍という繊維を慶大発ベンチャー企業が実用化しそうである。日経産業2014.1.1の「News Edge」欄で紹介されている。自動車部品製造の小島プレス工業(愛知県豊田市)と共同で月産100kgの工場を建設中とのこと。

クモの糸をヒントにその遺伝子を微生物に組み込み糸を生産するバイオ製品であり、資源面での制約もない。

医療産業では心臓の手術や航空産業での用途開発が進むようである。
日経産業2014.1.1付けで、NECが開発している小型観測衛星「ネクスター」を紹介している。

従来衛星は手作りに近かったが、小型軽量化し、量産によりコスト削減を進めた。コンピューターと核種危機を標準化して実現している。重量は500kgほどであるが、従来2~3トンの観測衛星と同等の性能を達成する。価格も量産化により100億円から50億円に下がる。重量も減り、打ち上げコストも圧縮される。こうした工夫により新興国の衛星需要を取り込むシナリオだ。

12年の世界の衛星産業市場は、2千億ドル(約20兆円)弱で、5年前に比べ5割以上も増加している。今後も成長が見込まれる。
中小企業にとって資金調達は重要テーマである。成長期にある企業にとっては、資金があれば成長を加速できるのに、それがかなわないために、低成長を強いられることも多い。持っている製品や技術が魅力的なものであれば、直接調達という道も開かれるが、IPOにいたるまでの資金調達はなお課題として残る。

そうした中で注目できるのが、動産・債権担保融資(ABL)である。日本ではABLの普及が大きく遅れており、米国の1%にとどまる(経産省調べ。日経朝刊2013.10.14、「製品担保に成長資金 土地に頼らぬ調達に満ち」)とのことである

ABLで評価される債権は優良大口よりも小口多数(50社以上が目安)がポイントである。城西コンサルタントグループ(JCG、http://jcg-net.com/)では中小企業の資金調達の支援をおこなってる。HPにある「お問い合わせ」にて、どうぞ。

e-中小企業庁&ネットワーク推進協議会(中小企業庁/中小企業基盤整備機構)発行のe-中小企業ネットマガジンVol.591/2013. 8. 7の巻頭コラムに、航空機部品製造に参入して成功を収めた(株)由紀精密(神奈川県茅ケ崎市)が紹介されていた。以下に引用する。

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             ★巻頭コラム★

「コマと航空機部品で“町工場の一等星”に」

◆航空・宇宙産業向けの部品から、グルグルよく回るコマまで、高精度、高信
頼性を売り物にしたモノ作りで注目されるのが(株)由紀精密(神奈川県茅ケ
崎市)だ。創業は昭和25年。精密切削加工一筋に60有余年の同社が今、
“町工場の一等星”として光り輝いている。

◆直径が2センチメートル以下の二つの小さなコマが、直径25センチメート
ルの土俵の上で、どちらが長く回り続けられるかを競う「第1回全日本製造業
コマ大戦」が1年半前の平成24年2月、横浜で実施された。全国中小製造業
者が自慢の技術を駆使してコマづくりに取り組み日本一を目指す。社員のモチ
ベーションを高め、また、町工場の力量を広く喧伝しようとの狙いで開催され
た。同大会で見事優勝、初代横綱となったのが由紀精密のコマ。3分以上も回
転し続ける強力なコマは他を圧倒し、まさに横綱相撲を見せつけた。

◆もともと電機関連の部品製造を主力業務としてきた同社は、先細りが懸念さ
れる電機関連に代わる新分野として航空・宇宙産業に照準を合わせた。平成
23年6月、パリ航空宇宙展に出展し自社技術をアピールした。同展での客寄
せアイテムとして企画し制作したのが、初代横綱につながる金属製コマ。
「段取りを変える時に芯がぶれるのを防ぐため、一つの加工工程で仕上げるに
はどうすればいいかなど、設計は難航した」(大坪正人常務)という。苦心の
甲斐あって、同社のブースは人であふれ、航空機メーカーからの注文も入った。

◆大坪常務は「航空機向けは、一度決まると10年スパンで継続し、ロットは
小さいが断続的にチョロチョロ、注文が続くなどで、実は中小企業に向いてい
る」と見ている。人工衛星やロケットなどの宇宙産業向けも同様だととらえ、
実際、人工衛星の部品製造も手掛けている。航空・宇宙産業向けからコマづく
りまでカバーする幅広さと高い技術力を持つ同社にマスコミも関心を寄せ、新
聞、雑誌、テレビ、ネットで、たびたび取り上げられるようになった。

◆祖父が創業、父親が社長で、いずれ社長を継ぐ大坪常務は「湘南・茅ケ崎
町工場三代目奮闘記」のタイトルで新聞に週1回、平成23年4月から25年
7月まで合計100回に亘って自らの思いをつづっている。最終回の100回
目で「由紀精密が作ったものがあるから、できなかった事ができるようになっ
た。由紀精密の作ったものはひと味違う。こう思われたら最高。さまざまな要
素が高密度に濃縮された会社でありたい」と結んでいる。確かに、社員20人
の町工場には、技術とアイデアがギュッと詰まっている。(編集子)

プロフィール

小田澄男

Author:小田澄男
経営コンサルタント。ソフトウェア技術者出身で、“経営”と“技術”が分かることが強み。1972年より大手コンピュータ企業にて、ソフトウェア技術、ソフトウェアの企画開発、市場調査、技術調査などの業務を経験し、1999年10月に独立し、エーエムティ研究所代表。09年より一般社団法人城西コンサルタントグループ副会長。中小企業診断士情報部門登録(1987年)、情報処理特種技術者(1983年)。

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